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みどり市の歯医者 小森谷歯科医院 丁寧な説明で安心安全な医療

床矯正、床義歯、歯周内科治療、予防歯科 0277-77-1180 

インプラント

歯を失ってしまったときの治療法は次の5つです。

 抜けたまま放っておく。
 両隣の歯を削って、ブリッジを入れる。
 部分入れ歯を入れる。
 歯の移植をする。
インプラントを入れる

抜けたまま放っておく。


これは、経年的に色々な問題が考えられます。

咬み合っている相手の歯が伸びてきたり、隣の歯が倒れてきたりします。
それだけでなく、どうしても歯が無い部分では咬みにくいので歯がある場所で咬むようになります。そうすると、今度はその歯が悪くなってしまうということを繰り返すことが多いです。
 例えば、右の奥歯で咬めなくなったので左の奥歯ばかりで咬んでいると、その左の奥歯が悪くなってしまいます。両方の奥歯で咬めなくなってしまったので前歯で咬んでいると今度は前歯も悪くなってしまいます。このようにして徐々に歯をうしなっていく方は少なくありません。咬む力は体重と同じ力と言われていま す。咬む力で自分の歯を壊してしまうということが起きてしまいます。バランスよく咬めるということは今ある歯を失わないためにはとても大切です。  


両隣の歯を削って、ブリッジを入れる。


失ってしまった歯の両側の歯を削って、かぶせ物をして橋を架けます。
橋を架けるために、ブリッジと呼ばれている治療法です。
ブリッジは固定式になりますので、取り外したり、装置を洗ったりする手間はかかりません。また、しっかりと両隣の歯に固定されているために、モノを食べる際にも、違和感無く、美味し く食べることがことがでいます。

しかし、ブリッジには問題点がいくつかあります。
両隣の歯で支えている歯に負担がかかります。1本分を3本連続のブリッジで補うことはさほど問題は無いのですが、2本分を5本連続のブリッジで補うことは支える歯に負担が大きすぎて長持ちしないと言われています。また、ブリッジは両隣の歯で支えますので、一番奥の歯が抜けてしまうと支える歯が無くなってしまい、ブリッジをかけることが出来なくなってしまいます。
 例えば、一本無くなってしまった歯を両隣の歯で支えるとすると、これまでは3本でやっていたことを2本でやることになります。会社で言えば、「これまで 3人でやっていた仕事を1人辞めたから、2人でやってくれ」ということになります。最初のうちは頑張れるのですが、仕事量が多すぎると、数年経つと辞めてしまうでしょう。それと同じように、支えている歯には大きな負担がかかり、状態にもよりますが10年ぐらい経つと支えている歯がダメになってしまうのです。(オスロ大学の調査によると、ブリッジの平均残存期間は10.5年であった。)最後にブリッジの場合、支える歯の周囲を削ってかぶせものをするので、 健康な歯を削らなければならないというデメリットがあります。


部分入れ歯を入れる。

 
非常に安く、手軽に作ることができます。入れ歯の良い点は安く、手軽に、短期間に作ることができることです。

その反面、入れ歯にはいくつかのデメリットがあります。
まず、入れ歯は人口の異物ですので、補う歯の本数が大きくなるほど、口の中に違和感が出てきます。入れ歯を支えるための床のような部分がありますので、食べ物の味や熱を感じにくくなってしまいます。

また、部分入れ歯の場合、入れ歯を入れる両サイドの歯にバネをかけます。
これをかけることにより、入れ歯は固定されます。しかし、支えにされたほうの歯に負担がかかります。咬む度に、上下左右に揺さぶられ、力を加え続けます。板に刺さった釘も、長い時間をかけて上下左右に揺さぶられると、抜けてしまうのと同じように、バネをかけられてしまった歯は徐々に動揺しだし、抜けてしまうことが多いのです。
バネをかけていた歯が抜けてしまうと、その分、部分入れ歯を大きくして、次の歯にバネをかけ、またバネをかけていた歯がぬけて、ということを繰り返し、 徐々に総入れ歯に近づいてしまうことが多いことも事実です。

現在、日本では8020運動といって、80歳のときに20本、歯を残そうと運動を厚生労働省が中心となって行なっておりますが、残念ながら現実には80歳になった時に平均6〜8本しか残っておりません。
入れ歯の場合、食事後に取り外して、手入れをしなければなりません。これが手間であるだけでなく、「他の人に見られると恥ずかしい」という方もいらっしゃ います。自分の歯よりも咬む力が弱くなるため固いものなどを食べることが難しくなってしまいます。


歯の移植をする


親知らずなど、役にたっていない余った健康な歯がある場合、その歯を移植歯として使用できます。
自分の歯であるということはとても理想的です。適応が限られており、手術の難易度も高くなりますが、昔に比べて成功率は高くなっています。
ただし、抜歯した部位と移植する部位というように、手術部位が2箇所になるのでインプラントに比べて患者さんの負担は大きくなります。治療期間もインプラントより長くなります


インプラントを入れる


 インプラントのメリットは、ブリッジと入れ歯の欠点がないことです。

インプラントというのは、人工のチタンでできたネジのようなものを歯の根っこの代わりとして顎の骨の中に埋め込み、その上にかぶせ物を装着するものです。

天然の歯が骨の中に植わって、顎の骨で支えられているのと同じように、インプラントも顎の骨によって支えられているため、バネをかけたり、橋を架けたりす る必要がありません。したがって、入れ歯やブリッジのように支えとなる歯に負担をかけることがありませんので、他の歯が抜けやすくなってしまうなどの問題 が発生しません。

さらに、インプラントは顎の骨の中に植わっていますので、咬んだときの感触、咬み応えが自分の歯に限りなく近い感触になるのです。

小森谷歯科医院では、骨を削ることの少ないOAM(大口式)インプラント療法を採用しております。