OAM(大口式)インプラントって
ここでご紹介するインプラント治療法は、これまでの治療法とはことなる安心・安全な新しいインプラント治療法です。
このあたらしい治療法は、始めに骨の表面に小さな穴を作り、そこから特殊な器具を使い穴をゆっくりと広げて行きインプラントを埋入する穴を作る方法です。
ドリル式の手術法とは異なり、骨をほとんど削らずにインプラント治療を行うことができます。ドリルで骨を削り取る方法とは異なり、手技で安全を確認しながらゆっくりインプラントを埋入するのに必要な大きさまで穴を拡大をするので、これまでの手術中の事故のように骨を貫通したり、骨の中の神経や血管を傷つけてしまうな事故の危険性がない非常に安全なインプラント治療法です。
また、治療後の痛みや腫れも少なく安心してインプラント治療を行うことができます。これは、経年的に色々な問題が考えられます。咬み合っている相手の歯が伸びてきたり、隣の歯が倒れてきたりします。それだけでなく、どうしても歯が無い部分では咬みにくいので歯がある場所で咬むようになります。そうすると、今度はその歯が悪くなってしまうということを繰り返すことが多いです。
例えば、右の奥歯で咬めなくなったので左の奥歯ばかりで咬んでいると、その左の奥歯が悪くなってしまいます。両方の奥歯で咬めなくなってしまったので前歯で咬んでいると、今度は前歯も悪くなってしまいます。このようにして徐々に歯をうしなっていく方は少なくありません。咬む力は体重と同じ力と言われています。咬む力で自分の歯を壊してしまうということが起きてしまいます。バランスよく咬めるということは今ある歯を失わないためにはとても大切です。
OAM(大口式)インプラントの有効性
- ■インプラント体がしっかりと固定される
- 「従来式」のインプラントでは、ドリルで開けた穴とインプラント体との間に隙間が生じて、それがぐらつきや不安定の原因になっていました。
しかし、大口式ではその隙間はほとんどありません。それどころか、いったん押し広げられた骨が元に戻ろうとして、インプラント体の周りを締め付け、確実な初期固定を得ることができます。
- ■噛み合わせの調整がしやすい
- 噛み合わせは対合する歯と噛み合う位置が大事です。「従来式」だと、一度ドリルで削ってしまうとやり直しがきかなく、方向が失敗してし
まうと、もうそれまでです。一方ドリルを使わない『大口式』では極細の針を手技だけでソフトに押し込んでいき、徐々に太い針に変えていく方法なので、細か
な方向の調整がしやすいのです。最高の噛み合わせが得られやすく、医師にも患者さんにも安心・安全な手術法です。
- ■安全性が高く、身体へのダメージが少ない
- これまでのインプラント法ではドリルで骨を大きく削るため、顎の骨に亀裂が入ったり、骨の中の神経を傷つけてしまうような医療事故も起
り易かったですが、ご紹介するインプラント法では、最初に開ける穴は針先ほどの小さな穴ですし、それを少しづつ太い器具に交換していくだけなので、「誤っ
て貫通させる、神経を傷つける」といった事故は起こりようがありません。